一般的に黒色で大きさは様々なものの、多足に多眼という外見は男女問わず苦手な方が多いかと思います。
新宿や原宿などの栄えている東京ではあまりみる機会はないかもしれませんが、田園風景が広がる場所では手のひらサイズのクモを見かけることがあり人々を恐怖させます。
中には危険な毒を持つ種類もいてその危険性から駆除対象になることもしばしば、
しかし中にはそんな蜘蛛に対して、可愛いや独特な見た目からかっこいいと思う方も一定数存在し、
今回の写真のようにタトゥーのデザインにする方もいます。
そんな蜘蛛ですが、その蜘蛛のデザインにはどんな意味があるのでしょうか。
蜘蛛は自然界で見られる生物の中でも、その独特の形態と特性から様々な文化や宗教で象徴的な存在とされてきました。そのため、蜘蛛のデザインが持つ意味は多岐にわたります。
今回は、蜘蛛のデザインが持つことのある意味をご紹介します。
1. 創造と繁栄の象徴
蜘蛛は網を織ることで有名であり、この網は創造と繁栄の象徴として解釈されます。
網は複雑で美しいものであり、蜘蛛がこれを織り上げることは精巧な作業を象徴し、新たな命やアイデアの創造を示唆します。
2. 労働と忍耐の象徴
蜘蛛はその巣を建てるために忍耐強い労働を続ける生き物として知られています。
このため、蜘蛛は労働と忍耐の象徴として捉えられ、人々に困難を乗り越え、目標を達成するために努力するよう奨励します。
3. 創造性と芸術の表現
蜘蛛の網はその複雑なデザインから、芸術的な表現や創造性を象徴する要素として使用されます。
蜘蛛の巧みな網は、美術、デザイン、建築などの分野でインスピレーションとして利用されています。
4. 変身と再生の象徴
蜘蛛はしばしば脱皮(脱がれること)を行い、新しい外皮を持つ姿に変身します。
この能力は再生と変化の象徴となり、人生のさまざまな段階や試練を経て新しい自己を発見する過程を示唆します。
5. 諸文化での象徴性
蜘蛛は世界中の異なる文化で象徴的な存在とされています。
たとえば、ギリシャ神話ではアラクネーという蜘蛛女神が登場し、蜘蛛は創造の神と結びつけられました。
また、アフリカのアシャンティ族では蜘蛛の精神アンアンコンダが物語に登場し、知恵と巧みさの象徴とされました。
6. 恐怖と死の象徴
一方で、蜘蛛は恐怖や死の象徴としても広く認識されています。
その毒や捕食行動はしばしば恐怖を引き起こし、死に関連する象徴として悪用されることもあります。
7. 蜘蛛の精神と伝説
さまざまな文化において、蜘蛛は伝説や神話に登場し、知恵や巧みさを象徴するキャラクターとして描かれています。彼らの物語はしばしば人々に教訓を与えるために使用されます。
今回は蜘蛛のデザインが持つ意味や象徴性をご紹介してきましたがいかがでしたか。
以上のように、蜘蛛のデザインはさまざまな文脈で多義的に解釈されます。
その象徴性は文化や宗教によって異なり、蜘蛛は知恵、創造性、労働、忍耐、変化、そして恐怖や死の象徴として異なる役割を果たします。
この写真のような、怖いけれどかっこいい個性的なデザインが好きな方は、他にも似たようなデザインのタトゥーをいくつかご紹介しているため、そちらもご参照ください。
新宿・原宿のタトゥースタジオ A-tattooでは、カウンセリングのみのご予約も可能なので是非ご相談ください。