暖かくなりつばめの姿が見えると春の訪れを感じます。
東京の新宿や人が常にいる渋谷区原宿あたりはビルが立ち並び、あまり見かけることがないかもしれませんが
初夏にかけて徐々に活発に活動し、巣作りから子育てと忙しなく親鳥が空を飛び回ります。
そんなつばめが民家に巣を作ることは、とても縁起がいいことだということをご存知でしょうか。
一般的につばめの巣作りや子育ての行動は、家族と結びつきを強調し、家庭を大切にする象徴とされています。
家に巣を作るつばめは、その家庭に幸福や愛情があることを示すとされています。
また、つばめは平和と調和を象徴し、家庭に平和と幸運をもたらすと信じられています。
そのため、つばめが家に巣を作ることは幸福をもたらすとされています。
このような言い伝えが日本では昔から知れ渡っていますが、他にもつばめに関する伝承や象徴、意味などが日本だけでなく世界各地にあります。
ギリシャ神話ではつばめはアプロディーテの聖なる鳥とされ深い繋がりがあります。
アプロディーテは美と愛の女神として知られ、彼女が海から生まれた際、つばめが彼女を支える鳥として登場します。この伝承によれば、つばめの鳴き声は美と愛情を呼び起こすと信じられ、アプロディーテの神殿に住むつばめは、美と愛を象徴するという言い伝えがあります。
またキリスト教の伝説において、つばめはキリストの受難を助けたという話があります。
この伝説によれば、つばめがイエス・キリストの冠のとげを抜き取り、キリストの苦痛を和らげたとされています。そのため、つばめはキリストの受難と犠牲の象徴とされています。
他にもつばめの伝承は残っており、
古代ローマでは、つばめは軍隊や帝国の象徴とされました。
兵士たちはつばめのタトゥーを身につけ、それを誇りに思っていたそうです。
また、古代ローマの軍旗にもつばめの図像が登場します。
つばめは飛行力に優れ、遠くの場所を飛び回ることができるため、偵察や情報収集に適しているとされ
タトゥー同様軍隊の活動に関連づけられました。
軍事的な役割以外にも、季節の到来を告げる鳥としての役割もありました。
古代ローマの農業社会では、つばめの到来は春の訪れを示すものとして重要視され、つばめが帰ってくることで、作物の種まきの時期や農業活動が始まる農業において春の訪れを知らせる鳥として人々に愛されてきました。
季節の訪れを感じさせるというのは、日本だけでなく世界共通だったことが見られます。
古来から春の訪れを知らせ、時には人々に平和と幸運の、時には美と愛情の象徴として人々を魅了してきました。
高く飛び回る姿からは「自由」や「冒険心」という意味も持たれるそうです。
様々な伝承のある古くから人々に愛されてきたつばめをタトゥーのデザインに選ぶことは、
自身や他者への幸運をもたらすきっかけかもしれません。
新宿・原宿のタトゥースタジオ A-tattooでは、カウンセリングのみのご予約も可能なので是非ご相談ください。