様々な文献、伝承により少年心をくすぐる存在であるドラゴン。
誰しも幼少期に一度はドラゴンが現実にいるのでは、と考えたことがあるのではないでしょうか。
ドラゴンについての伝説は日本だけでなく世界各地に残っていますが、
そのドラゴンに人々はどんな象徴性や役割を見出しているのでしょうか。
今回は特に日本と中国の文化・宗教に基づき紹介していきます。
一つ目はドラゴンの持っている象徴性について
ドラゴンはしばしば「力強さや勇気」の象徴とされます。
その大きさや力強い姿勢は、人々に勇気を与える存在とされます。
また、その強大な力は「変革や再生」の象徴ともいわれ、新しい始まりや人生の変化を象徴することがあります。
ドラゴンが現れることで、新たなチャンスや成長の機会が訪れると考えられ、そのことからドラゴンは縁起のいい存在と言えるでしょう。
これは日本の伝統的な陰陽道という文化の中での話ですが、陰と陽のバランスが重要視される陰陽道では、龍は陽を、虎は陰を表現し、それぞれで調和を象徴します。
また陰陽道に関しては東京にも関係性があり、東京はかつての都平安京に次ぐ宮廷都市だった背景があり、宮中には陰陽師がおり、陰陽道の実践が行われていたそうです。
日本の神道と皇室に関係性があることから、原宿にある明治神宮にも関係性があるとも言われます。
中国の文化にも似たような伝承があり、有名なものだと黄帝と蚩尤の戦いが人々に認知されています。
中国神話によれば、古代中国には蚩尤(チヨウ)と呼ばれる凶暴な戦士が現れ、人々に恐怖をもたらしました。
この危機的な状況に立ち向かったのが、中国の伝説的な皇帝である黄帝でした。黄帝は龍の力を借りて蚩尤を討ち、中国を救ったと言われています。
また、中国では「端午の節句」と呼ばれる祭りがあり、その中で「龍舟競漕」が行われます。
この行事では、竜の形をした舟に乗り、競走が行われます。この伝統的な競漕は、龍を崇拝し、悪い霊から身を守るための儀式として起源しています。
このことから、中国と龍は古来からとても深い関わりがあったことがわかるかと思います。
次にドラゴン守役割についてですが、ドラゴンには守護者としての役割があるとされ
悪意から人々を守り、安全を確保すると信じられています。
この守護者としての役割は先ほども紹介した中国の端午の節句にも見られる役割です。
また日本にもドラゴンに対して守護者的象徴を持たせることがあります。
たとえば、「龍神」として知られる存在が、日本の河川や湖に関連付けられています。これらの龍神は水の守護者と考えられ、農業や水運に関連する祭りで崇拝されます。
今回は伝承で語り継がれてきた、ドラゴンにまつわる象徴性や役割を
日本と中国に注目して紹介してきましたがいかがでしたか。
力強さのあるドラゴンも、写真のように花と組み合わせたり、デザインのタッチを変えることによって繊細で柔らかいイメージも持たせることができます。
また文中に出てきた明治神宮は当スタジオがある新宿からも原宿からも行きやすいため実際に足を運ばれてもいいかもしれません。
彼岸花のタトゥーに関して他の記事にまとめてありますので、そちらもぜひご参照ください。
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