蛇と聞くと皆さんはどんなイメージを持ちますか?
怖いや毒を持っていて危険など、
マイナスなイメージが多いかと思いますが
一方で、神聖な存在や縁起のいい動物としてのイメージも持たれることも多くあります。
身近なものだと、蛇の抜け殻を財布に入れると金運がアップするというおまじないが有名かと思います。
何故蛇の抜け殻を入れるといいのでしょうか。
それは、蛇は脱皮を繰り返し成長していく生き物で、その姿から「再生」や「無限」のイメージを持たれやすく、それが転じて、無限の知恵や金運を生み出すと考えられてきたためです。
他にも古代インドでは、蛇は「弁財天」の使いとされていて、中でも「白蛇」は弁財天の化身と言われています。
日本では七福神の一人として知られる弁財天ですが、日本の神様ではなくインドの神様で、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーと呼ばれています。
元々は芸術や学問の神として信仰を集めていましたが、日本では江戸時代から財運を司る神様という一面が強調されるようになりました。
また、蛇の他の面として、蛇は脱皮をするごとに表面の傷が治癒していくことから、医療・治療・再生のシンボルになっています。
そのため日本の救急車には蛇が杖に絡みついたマークが付いてます。
救急車以外にも、WHOやさまざまな医療機関で、杖に蛇が絡みついたマークが採用されているかと思います。
これらのマークは「アスクレピオスの杖」と呼ばれ、ギリシア神話に登場する名医、アスクレピオスの持っていたヘビの巻きついた杖を表しています。
このように、弁財天以外にも蛇のモチーフは世界中の神話や伝説によく見られます。
海外の神話や伝承を説明してきましたが日本特有の蛇にまつわる話もあります。
その中の一つとして十二支で使われる「巳」という漢字が挙げられます。
この「巳」という漢字は、胎児の形から派生していて、生命の誕生や未来の象徴、子孫繁栄、家族和合といった意味があります。
また、蛇は長期間餌を食べなくても生きれるため、精力や生命力の象徴ともいわれていたり
田畑を荒らす害獣を捕まえることから、蛇は農家にとって豊穣の神、恵みの雨をもたらす神ともいわれ、崇拝されていました。
これまで様々な蛇に関する神話やご利益等説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
今回紹介したもの以外にも多くの伝承のある蛇ですが、見た目のかっこよさと相まってタトゥーのデザインとして多くの方から気に入られることが多いです。
また、蛇などの爬虫類には一定数のファンがいるため、東京でも新宿や原宿付近に爬虫類カフェがあります。
最近では地方にも多く見かけることが多くなったようにも感じます。
もしかっこいいタトゥーを入れたい方や、意味のあるデザインを入れたい方、蛇自体が好きな方など、興味のある方は蛇のタトゥーも候補にしてみてはいかがでしょうか。
新宿・原宿のタトゥースタジオ A-tattooでは、カウンセリングのみのご予約も可能なので是非ご相談ください。