日本では秋の花として親しまれる彼岸花。
別名で曼珠沙華(マンジュシャゲ)、学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれます。
彼岸花の名前は日本特有文化である「お彼岸」の時期に咲くことから由来しています。
田んぼやあぜ道でよく見られ、一本のまっすぐな長い茎に、放射状の鮮やかな赤い花びらが印象的な花ですよね。
東京都内でも、新宿にある新宿御苑・原宿にある明治神宮外苑などで美しく咲く彼岸花を見ることができます。
そんな彼岸花ですが多くの方が怖いイメージや、悲しいイメージを持っているかと思います、
お墓の周りに咲いてる花、という死と密接にある存在であるが故にそういったイメージが定着しているからかもしれません。
彼岸花はその強力な毒性から、土葬が主流だった時代にモグラやネズミから遺体を守るためにお墓の近くに植えられたそうです。
また、食べると彼岸に行く(死後の世界に行く)という言い伝えもあり、そこから派生した「死人花」や「地獄花」といった異名も、人々が彼岸花に対して怖いイメージを持つ理由かもしれません。
そんな彼岸花の花言葉ですが
「悲しき思い出」「諦め」「独立」等で、
少し寂しさを感じる花言葉はあれども、実は怖い花言葉は持っていないのです。
日本で多く見られる彼岸花は赤色ですが、彼岸花の属するリコリス属には赤だけでなく様々な種類の色があり、それぞれに異なる花言葉があります。
まず最初に「赤色」の彼岸花の花言葉は
「情熱」「独立」「再会」「諦め」「悲しい思い出」「思うのはあなた一人」「また会う日を楽しみに」です。
情熱は赤をイメージさせる花言葉ですが、故人を偲ぶ思いが花言葉の由来とされています。
次に「白色」の彼岸花の花言葉ですが
「思うのはあなた一人」「また会う日を楽しみに」等があります。
「想うはあなた一人」は、長い茎の上にだけ花が咲き、その花が落ちてから葉が出る様子から付けられたと言われ、一途な想いを表しています。
「黄色」の彼岸花の花言葉は
「悲しい思い出」「追想」「深い思いやりの心」「陽気」「元気」です。
他の色とは違い黄色のイメージにあった明るい花言葉が多いように感じますね。
最後に「オレンジ」の彼岸花の花言葉ですが
「妖艶」です。
日陰でオレンジ色の花を咲かせる妖しく美しい姿に相応しい花言葉ですね。
このように、彼岸花には悲しい花言葉はあれど
怖い花言葉はなく、中には明るい花言葉やその色に合った花言葉が多くあったと思います。
綺麗でどこか儚い雰囲気を醸し出す彼岸花はタトゥーだけでなく様々な場面で使われることの多い花です。
どんなデザインにするか、どんな色にするか迷われた際には今回紹介した花言葉が役立つかと思います。
新宿・原宿のタトゥースタジオ A-tattooでは、カウンセリングのみのご予約も可能なので是非ご相談ください。