皆さんはネオトライバルタトゥーとトライバルタトゥーをご存知でしょうか。
異文化交流の盛んな東京、主に当スタジオも拠点としている新宿や原宿では海外からの観光客の方や若い方で賑わっているからか、タトゥーのデザインとして採用されることが多いです。
名前は聞いたことあるけど実際にはどういうものかは知らない方や、
ネオトライバルタトゥーとトライバルタトゥーの違いがわからないという方が多いかと思います。
まずはトライバルタトゥーについて説明していきます。
トライバル(種族の・部族の)という言葉の通り、古代の部族文化に由来し、特定の文化や民族のタトゥーアートスタイルを指します。
これらのタトゥーは幾何学的なパターン、シンボル、線で構成され、一般的に単色(通常は黒いインク)で描かれることが多いです。
また体の形に沿って描かれるためその部位をより強く印象的に魅せることができます。
次にネオトライバルタトゥーですが、伝統的な部族のタトゥー文化に感銘を受けた、現代のタトゥーアートのスタイルです。
このスタイルは、トライバルタトゥーと同じく民族的な要素、幾何学的なデザイン、シンボル、線と形の組み合わせを特徴としています。
その洗練されたデザインから、個々のアイデンティティや気持ちなど、より抽象的な事柄を表現するために用いられることが多々あります。
ネオトライバルタトゥーとトライバルタトゥーは、類似しているように思えるものの、いくつかの違いがあります。
1. スタイルの起源
トライバルタトゥーは、古代の部族文化に由来し、特定の文化や民族の伝統的なタトゥーアートスタイルを指します。これらのデザインは、特定の民族や部族のシンボルや伝統に基づいています。
一方でネオトライバルタトゥーは、伝統的なトライバルデザインを基にしつつ、現代のアートとアーティストの創造性を取り入れたスタイルです。従って、ネオトライバルタトゥーはより自由な表現が可能です。
2. デザインの特徴
トライバルタトゥーは、幾何学的なパターン、シンボル、線で構成され、通常は単色(黒いインク)です。デザインは繊細で洗練されており、シンプルながら力強い印象を与えます。
ネオトライバルタトゥーも伝統的なトライバルデザインを基にしていますが、より複雑で詳細な要素を含むことがあり、この写真では黒インクを使用してますが、色彩のバリエーションやアーティストのスタイルに応じ変化します。
3. 意味と目的
伝統的なトライバルタトゥーには、特定の民族や部族のアイデンティティや歴史的な意味が関連付けられることがあり、文化的な背景や身分の象徴として使用されることが多かったそうです。
一方でネオトライバルタトゥーは、個人のアイデンティティや美的な好みを表現するために用いられやすく、アーティストと相談しながら造ることによって、個人のストーリーや価値観を反映させることが多いです。
まとめると、ネオトライバルタトゥーは伝統的なトライバルタトゥーを現代のアートと融合させたスタイルであり、より多様なデザインと表現を可能にしたデザインと言えるでしょう。
今回のデザインではハートが組み合わさっているため、より繊細なデザインが可能なネオトライバルタトゥーの方が相性が良かったのかもしれません。
デザインの組み合わせや好みによってトライバルタトゥーにするのか、ネオトライバルタトゥーにするのか、
些細な変化かもしれませんが、その些細な変化をこだわることがタトゥーをより特別なものにすることでしょう。
新宿・原宿のタトゥースタジオ A-tattooでは、カウンセリングのみのご予約も可能なので是非ご相談ください。